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字幕研究:第1回 字幕の作り方

  • 執筆者の写真: Naoya Kaneko
    Naoya Kaneko
  • 2017年1月23日
  • 読了時間: 3分

どうも。

当サイトのメインコンテンツはは僕が翻訳し字幕をつけた著作権切れの映画の紹介です。

ここでは僕がその字幕をどんな道具を使って、どんなルールに沿って作っているのかを何回かに分けて紹介したいと思います。映像の翻訳に興味をお持ちの方や翻訳でなくともニコニコ動画等の嘘字幕を作りたいと思ってる方、自主制作映画に洋画風の演出で字幕を入れたい方の参考になればと思います。

で、そんな話をするお前は何者なのか。

僕はプロの映像翻訳家ではありません。オンライン翻訳サイト経由でYoutube向けの動画の翻訳のお仕事を数回したことはありますが現在これで生計を立てているわけではないアマチュアです。

ですが、字幕作りの養成所には1年ほど通った経験があり、このサイト活動を含む字幕研究は8年ほど続けています。

そんな訳でこのページは講座などという偉そうな物ではなくあくまで僕の研究を共有する場だと考えていただければと思います。

前置きが長くなりましたが始めたいと思います。

字幕の作り方

今回はそもそもの字幕を書くにはどんなソフトが必要なのかというお話をしたいと思います。

現在日本の映像翻訳会社ではカンバス社のSSTというソフトが使用されています。

これはプロ仕様の大変高価なソフトです。20万円くらいします。僕は触ったことがありません。

当然ここではこんなガチなソフトは使いませんがもし第一線で大作の翻訳をするプロを目指す方が見てらっしゃいましたらこのソフトのことは覚えておくといいと思います。

で、とりあえず始めたいという方は似たような(?)フリーソフトがあるのでご安心ください。

僕が使っているソフトはこちら。

多分「イージサブ」と読みます。とても使い勝手のいいフリーソフトです。上のリンクの公式サイトから上部メニューのDownloadsに飛び、最新版をダウンロードしましょう。Portable版とFull版は機能上の違いはほぼありません。設定ファイルの自動保存場所が変わるそうです。Windows 64bitを使ってる人も32bit版の方が動作が安定すると注釈が出ています。まあ環境にあった物を使いましょう。

このソフトのここがいい

・操作が直感的でとても簡単

・自動バックアップ機能で安心

ここがよくない

・少し動作重いことがある

・ルビがふれない

ちなみにこれは字幕ファイルの制作ソフトであり映像に直接字幕を書き込む機能はございません。

インストールしたら起動しましょう。インストール方については省略します。

こんな感じ。

次に上のメニューにある[映像]から[映像を開く]を選び字幕を載せたい映像を呼び出しましょう。

こうなります。

映像は出ましたがこの状態だと音が出ません。

メニューの[音声]を選び[映像ファイルから音声を読み込む]を選びましょう。

右上に波形が現れます。波形はドラッグで選択できるので字幕を入れたい範囲を選びましょう。ピンクの縦線は映像の切れ目です(ただし必ずしも正確ではありません)。波形下の再生ボタンで音を確認できます。右側の白いテキストボックスが入力欄なのでここに字幕を書いてください。コミットまたはエンターで反映されます。

エンターが[コミット]になってしまうので改行には特殊な記号を使います。行を変えたい部分に半角で¥Nと入力してください(このブログは半角の¥が打てないようなので全角で表記しています)。

さあ、これで字幕を書く準備が整いました。

Aegisubはとても多機能なソフトです。ソフトの詳しい使い方については僕が解説するよりも専門サイトを見た方が絶対にいいのでここから先は検索してみてください。

次回は当サイトで採用している字幕のルールについて紹介します。

 
 
 

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